2017年6月15日早朝、自民、公明、維新の会の3党により参議院本会議で共謀罪が可決成立されました。
金田法務大臣をはじめ、政府与党は国民が納得する十分な説明がないままに審議を打ち切り、いきなり本会議で強行採決が行われたことに対し、怒りを覚えずにはいられません。
自民・公明の与党は、2012年12月に第2次安倍政権が発足して以降、2013年12月6日に「特定秘密保護法」、2015年9月19日に「安保法制」、そして2017年6月15日の「共謀罪法」と、日本という国の形が根本から変わる法律について、国民の多くが疑問を持っている状態で強行採決を続けてきました。
わたしたちは主権者として、民主主義国であるわが国の政治の基礎を、政府・与党が自ら壊すような政治を許容することが出来ません。そして、主権が脅かされるような法律は廃止し、自由と民主主義の基に、一人ひとりの「いのち」と人権がしっかり守られる国にしていかなければならないという責任を、あらためて強く感じている次第です。
ポストトゥルースやオルタナティブファクトが氾濫する世の中でではありますが、わたしたちはそれらに惑わされることなく、意見の違いを尊重しつつ丁寧にコミュニケーションを続け、本質を捉えていきたいと思います。その上で、間違っていることは間違っている。正しいことは正しい。あるものはある。ないものはない。と主張し続けます。
わたしたちは萎縮しません。
この国に生きるすべての人に対して、自由と民主主義の基に、一人ひとりの「いのち」と人権が本当に守られることを求めて、「おかやまいっぽん」にご賛同下さっている仲間とともに、行動を続けます。
2017年6月17日
安保法制の廃止と立憲主義の回復を求めるおかやまいっぽんの会
共同代表 大坂圭子
共同代表 榊原精
共同代表 宮本龍門