おかやまいっぽん勉強会「みんなのための政治を今」。
第2 回目は、森友・加計問題で浮かび上がった日本の公文書管理と情報公開に着目します。
同時に、政治と行政の不公平・不公正がもたらすものは何か。元福島県知事・佐藤栄佐久氏を招き、「知事抹殺」という実例をもとに掘り下げます。日本の情報公開問題に長年取り組んできた三宅弘弁護士の力をお借りして、わかりやすく伝えます。
「公平・公正は誰のため?公文書管理と共謀罪を考える」
日時 2018年10月13日(土)14:30‐18:00(開場14:00)
場所 岡山市勤労者福祉センター5F体育集会室
岡山市北区春日町5-6
費用 ¥1,000(資料代として)
◆第1部「公文書管理と情報公開」
三宅弘弁護士講演&吉岡康祐との対談
◆第2部「共謀罪~政府による国策捜査の罠」
ドキュメンタリー映画『「知事抹殺」の真実』上映
佐藤栄佐久元福島県知事談話
主催 おかやまいっぽん
共催 沖縄の基地と行政を考える大学人の会
■「公平・公正は誰のため?公文書管理と共謀罪を考える」チラシPDFファイル(約2MB)
■facebookイベントページ
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福島、そして国民の命を守るため、
佐藤栄佐久は巨大な力と命がけで闘った。
2006年9月、5期18年に渡り、県民とともに福島県を築いてきた佐藤栄佐久知事は、突然辞任させられた。何者かが作り上げた「謎の収賄事件」。
裁判の過程で明らかになっていく事実。裁判所は前代未聞の「収賄額0円」の有罪判決を出した。一体何の罪で有罪になったのか。裁判は操作され、ゆがんだ情報に国民は惑わされた。
どうしても、佐藤栄佐久を政界から抹殺したかったわけとは。なぜ、原発に近づくものが消えていくのか。
佐藤栄佐久福島県知事は、中央政界での経験をもとに、独自の政治スタイルを確立。国に頼らない、地方色を生かした県政を進めてきた。原発立地県として、その安全神話が空っぽであると気づいた時から、巨大な力との果てしない戦いは避けられなかった。
市町村合併、道州制そして原発問題、押し寄せる国策に問題提議するとどうなるか。闘う知事と呼ばれた佐藤栄佐久は、自身の身を持って証明することとなる。
突然の辞任から逮捕、関係者への事情聴取、裁判に至るまでの検察側によるマスコミ報道の信用性。報道されなかった真実が、佐藤栄佐久の証言でいま明らかにされる。
≪三宅弘弁護士プロフィール≫
弁護士・獨協大学特任教授(2017年~)・関東弁護士会連合会理事長(2018年度)。1953年福井県小浜市生まれ。1978年東京大学法学部卒業。1983年弁護士登録(第二東京弁護士会)。1993年筑波大学修士課程経営・政策科学研究科修了(修士(法学))。愛媛大学法文学部非常勤講師、獨協大学法科大学院特任教授(2004年~2017年)、情報公開法を求める市民運動運営委員、米国アーカンソー大学客員研究員、BPO放送人権委員会委員(2006年4月~2015年3月。2012年4月~2015年3月、
委員長)、日本弁護士連合会情報問題対策委員会委員長、内閣府・高度情報通信社会推進本部個人情報保護検討部会委員、総務省・行政機関等個人情報保護法制研究会委員、内閣府・国民生活審議会委員、内閣府・公文書等の適切な管理、保存及び利用に関する懇談会委員、独立行政法人国立公文書館有識者会議委員、内閣府・消費者委員会個人情報保護専門調査会委員、情報公開クリアリングハウス理事、公益社団法人自由人権協会代表理事、内閣府・行政透明化検討チーム座長代理、内閣府・消費者委員会個人情報保護専門調査会委員、日本
弁護士連合会副会長、第二東京弁護士会会長、日弁連第60回人権擁護大会シンポジウム第2分科会「情報は誰のもの?~監視社会と情報公開を考える~」実行委員会委員長、日弁連秘密保護法・共謀罪法対策本部本部長代行、内閣府・公文書管理委員会委員長代理・特定歴史公文書等不服審査分科会会長などを歴任著書『監視社会と公文書管理 森友問題とスノーデン・ショックを超えて』より