おかやまいっぽん一周年記念イベント「すべては日常のなかに!」







4月9日(日)、おかやまいっぽん設立1周年を記念してイベントを開催しました。桜が満開を迎えた日曜日でしたが、花より団子より、おかやまいっぽん!というみなさんが集まり、会場の岡山国際交流センター 国際会議場には用意した150席が足らなくなるほどでした(感謝!)。

この1年余り同じ思いで一緒に活動してきた会員や市民に加え、来賓として民進党岡山県連代表の柚木道義衆議院議員、日本共産党岡山県委員会委員長の植本完治さん、社会民主党岡山県連合幹事長の武本恒夫さん、自由党岡山県総支部連合代表の姫井由美子さんにも出席いただいた他、民進党の高井たかし衆議院議員・津村啓介衆議院議員をはじめ、多くの議員さんや政党関係者にもご参加いただき、まさに会場がこれまでの活動を象徴するような雰囲気となりました。

第1部では、大坂圭子おかやまいっぽん共同代表の挨拶の後、宮本龍門おかやまいっぽん共同代表と伊東大輔おかやまいっぽん事務局長が1年間を振り返り、その間の懇談会を通じて広がった倉敷や津山での活動や、企画、広報、政策の概要、そして今後の活動の課題やポイントについてプレゼンテーションを行いました。その中で、
1、一人ひとりの「いのち」が守られる政治、憲法を守る政治を実現するため、「集団的自衛権行使を容認する閣議決定の撤回」と「2015年9月に”成立”した安保法制の廃止」という目的
2、目的達成のための条件として、その2項目に同意する政党と政治家が国会で多数となり政権を担うことが必要となるため、来る衆議院選挙での勝利を当面の目標とし、幅広い論点での共通政策への合意をめざす
3、「野党共闘はもはや当たり前」という状況を作れてきた中で、おかやまいっぽんをより理解してもらうための取り組みを進めながら、多様性を尊重する本当の民主主義を実践し、新しい政治文化の醸成をはかっていく
の三点を確認したほか、それらを実践していく上で「すべては日常の中に!」がキーワードとなり、地に足をつけた活動への取り組みと、常に自分たちのやり方を問うという姿勢を大切にしながら、ともに成長していこうということを共有しました。
続いて、企画班、広報班、政策班がそれぞれの活動について発表。
企画班は、伊原潔さんが班の中で現在企画中の「おかやまいっぽんカフェ」など、おかやまいっぽんを多くの方に理解してもらうための取り組みについて話しました。
広報班は、ポスターを作成した岡野雄一郎さんがデザインの意図についてプレゼンし、「このポスターは、今日ここにお越しの皆さまのような方に訴求するためではなく、そうではない方に向けたものだ。ぜひ理解していただき、掲示を広げて欲しい」と呼びかけました。
政策班は、小畑隆資さんと岡將男さんが登壇し、『市民による政策提案』の概要と意図について説明するとともに、今後は政策班のメーリングリストに多くの方に入ってもらい、より民主的でオープンな政策議論を展開していくと述べられました。
続いて、おかやまいっぽん津山グループより世話人の岩野しのぶさん(総がかり行動開催と重なり今回は一名のみの参加)が登壇し、津山での活動を紹介するとともに、「おかやまいっぽんが津山で広がっていてワクワクしている」とその盛り上がりと今後への期待を話しました。倉敷グループからは、県労会議倉敷の片岡達彦さんや元連合岡山倉敷地域協議会議長の阿川信幸さんら6名の世話人の方が登壇し、同じく倉敷での活動を紹介するとともに、「つながり、変える、リスペクトの政治へ」とその意気込みを述べられました。

第2部では、岡山出身の劇作家・坂手洋二さんが「演劇と政治」というテーマで基調講演をされた後、宮本龍門おかやまいっぽん共同代表と赤松章子おかやまいっぽん事務局とでクロストークを行いました。
坂手さんは、沖縄の基地問題やジェンダー問題など、独自の取材で得た「ファクト」を基に演劇を創り、政治への訴えも続けて来られた方ですが、大切にしていることは、何より相手の話を直接しっかり「聞くこと」だと。机上の議論だけでなく、直接人と人とが出会い対話をすることで新しい関係性を見出すことに価値がある、との言葉は、おかやまいっぽんの活動に深く通ずるものでした。また、取材をすればするほど、日本人の多くが知らないことや勘違いしていることに気づくとのこと。その根底には、日本が島国であるが故の国民の「依存体質」という解決すべき大きな課題があり、それは、おかやまいっぽんがめざす民主主義の実践への課題に他ならないと指摘。僕は僕でそのことを演劇で表現していくが、おかやまいっぽんにも頑張ってもらいたいし、その活動を確立するとともにさらに多くの人と繋がり、広げていってもらいたい、とエールをいただきました(要約)。
最後に、榊原精おかやまいっぽん共同代表が挨拶をし閉会。
ご参加、ご協力いただきました皆様には、厚く御礼申し上げます。

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